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2025.04.09

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カラーベスト屋根の適切なメンテナンス方法とは?塗装・カバー工法・葺き替えの選び方

こんにちは、岡防水工業です。

この度はブログをご覧いただき、ありがとうございます。

屋根 スレート

カラーベスト(スレート)屋根のメンテナンスについて、「塗装をするべきか?それともカバー工法や葺き替えが必要なのか?」とお悩みの方も多いかと思います。
屋根は住まいを守る重要な部分ですが、適切なメンテナンス方法を誤ると、結果的に費用がかさむ原因にもなります。

本記事では、カラーベスト屋根の特徴と耐久性、塗装の必要性、カバー工法・葺き替えの判断基準について詳しく解説し、最適なメンテナンス方法をお伝えします。

1. カラーベスト屋根とは?その特徴と耐久性

カラーベスト(スレート屋根)は、セメントと繊維を主成分とした薄型の屋根材で、日本の住宅に広く普及しています。軽量でコストも比較的抑えられるため人気ですが、耐久性には注意が必要です。

カラーベストの種類

屋根 ヤスリ

  1. アスベスト含有のカラーベスト(〜2000年前後)
    • アスベストが含まれており耐久性が高い。
    • しっかりした状態なら塗装メンテナンスが可能。
  2. ノンアスベストのカラーベスト(2000年頃〜現在)
    • 環境配慮のためアスベストが含まれていない。
    • 初期のノンアスベスト製品(例:「パミール」など)は耐久性が低く、層間剥離を起こしやすい。
    • 近年の製品は改良され、適切なメンテナンスで耐用年数を延ばせる。

カラーベストの耐用年数とメンテナンスの目安

  • 10〜15年:防水機能が低下し始める → 塗装メンテナンスが有効
  • 15〜20年:ひび割れや色褪せが目立つ → 状態によって塗装またはカバー工法を検討
  • 20年以上:大きな劣化や反りが見られる → カバー工法または葺き替えが推奨

2. カラーベスト屋根に塗装は必要か?

上塗1回目

カラーベスト屋根は、適切な時期に塗装を行うことで耐久性を向上させることができます。しかし、すべての屋根が塗装に適しているわけではありません。

【塗装を推奨するケース】

築10〜15年で、屋根材が比較的健全な状態

表面の劣化が軽度(色褪せや細かいひび割れ程度)

ノンアスベストの改良品で、塗装対応の製品

塗装のメリット

  • 防水性を回復し、屋根材の劣化を防ぐ
  • 施工費用が比較的安価(30〜50万円程度)
  • 屋根の見た目が美しくなる

塗装時の注意点

  • 「縁切り」作業が必要
    • スレート屋根を塗装すると、塗膜が雨水の逃げ道を塞ぎ「毛細管現象」を引き起こすことがあります。
    • これを防ぐため、「タスペーサー」などの道具を用いて適切な隙間を確保することが重要です。
      ※「タスペーサー」とは、スレート屋根の塗装時に「縁切り」の役割を果たす部材です。
      屋根材の重なり部分に隙間を作ることで、内部にたまった湿気や水分を外に逃がす通気・排水の機能を維持します。
      これを行わないと、塗料で隙間が塞がれてしまい、雨漏りや腐食の原因となるため、タスペーサーによる縁切りは有効な工程です。

【塗装を避けるべきケース】

層間剥離

すでにひび割れや反りが進行している場合

ノンアスベストの初期製品(例:「パミール」)で、層間剥離が発生している

20年以上経過し、屋根材が寿命を迎えている場合

3. 塗装ではなく、カバー工法や葺き替えが必要な場合

塗装が適さない場合、カバー工法または葺き替えが必要になります。

【カバー工法とは?】

カバー工法は、既存の屋根の上から新しい屋根材を被せる工法です。

適しているケース

屋根材の劣化が進んでいるが、下地(野地板)が健全な場合

費用を抑えながら耐久性を向上させたい場合

工事期間を短縮したい場合(1週間程度)

カバー工法のメリット

  • 既存屋根の撤去が不要なため、葺き替えよりも費用が抑えられる(70〜120万円程度)
  • 施工期間が比較的短い
  • 屋根の断熱・遮音性が向上する

カバー工法の注意点

  • 屋根が二重になるため、建物の耐荷重を考慮する必要がある
  • 下地の劣化が進行している場合は不向き

【葺き替えとは?】

葺き替えは、既存の屋根を撤去し、新しい屋根材に交換する工法です。

適しているケース

屋根材だけでなく、下地も傷んでいる場合

雨漏りが発生しており、根本的な対策が必要な場合

建物の寿命を延ばしたい場合

葺き替えのメリット

  • 屋根全体が新しくなり、耐久性が向上
  • 軽量な屋根材を選べば、耐震性が向上

葺き替えの注意点

  • 費用が高い(120〜200万円程度)
  • 工事期間が長く、廃材処理のコストがかかる

まとめ:カラーベスト屋根のメンテナンスは慎重に判断を!

上塗1回目

築10〜15年の軽度な劣化なら「塗装」

劣化が進んでいるなら「カバー工法」

屋根全体の傷みが激しいなら「葺き替え」

岡防水工業では、屋根の無料点検を実施し、最適なメンテナンス方法をご提案いたします。大切なお住まいを守るために、早めの点検・対策をおすすめします。ご相談はお気軽にどうぞ!

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