2024.12.12
防水工事・外壁塗装コラム
外壁塗装の色選びで起こりやすい失敗とは?対策についても解説
とくに、外壁塗装は高額な費用がかかるため気軽に塗り替えできないことから、後悔のない色選びをすることが大切です。
そこで今回は、外壁塗装の色選びで起こりやすい失敗や対策について解説します。
目次
- 1 外壁塗装の色選びはなぜ失敗しやすい?
- 1-1 経年劣化をイメージしにくい
- 1-2 完成後の様子を確認できない
- 2 外壁塗装の色選びで起こりやすい失敗
- 2-1 仕上がりイメージが異なる
- 2-2 周囲との調和が取れていなかった
- 2-3 サッシや玄関ドアとマッチしなかった
- 2-4 汚れが目立ちやすい色を選んでしまった
- 3 外壁塗装の色選びで失敗しないための対策
- 3-1 実例を見る
- 3-2 定番色を選ぶ
- 3-3 全体のバランスを意識して色を選ぶ
- 3-4 汚れが目立ちにくい色を選ぶ
- 3-5 サンプルやカラーシミュレーションを確認する
- 4 まとめ
1 外壁塗装の色選びはなぜ失敗しやすい?
外壁塗装は実際に完成した様子を見て、
「落ち着いた白をイメージしていたけれど、思っていたより明るかった」
「家全体としてみると、イメージと違っていた」
など、色選びで失敗しがちです。
では、なぜ外壁塗装は色選びで失敗しやすいのか、理由を見ていきましょう。
1-1 経年劣化をイメージしにくい
外壁塗装の色選びが失敗しやすい理由の一つに、経年劣化を考慮するのがむすかしい点が挙げられます。
塗装直後は鮮やかな発色や艶感がありますが、紫外線や雨風の影響で経年劣化が進み、色あせたり、変色したりしてしまいます。
外壁塗装で色選びを行うときは、カタログやサンプルで塗装したての状態の色を見て選ぶため、経年劣化を考慮できていないことが多いのです。
そのため、仕上がり直後はイメージ通りでも、時間が経つにつれて色の変化や汚れが気になり、後悔しやすいといえます。
1-2 完成後の様子を確認できない
外壁塗装が完了するまで、全体の仕上がりを確認できないことも、色選びを失敗しやすいポイントです。
色選びの際、サンプルや小さな色見本で選ぶことが基本ですが、外壁のように広い面積に塗ると、サンプルを見たときとは印象が変わることも少なくありません。
さらに、外壁の色は光の当たり方や周囲の環境によっても見え方が異なります。
そのため、完成後の全体的なバランスや家の雰囲気を具体的にイメージするのが難しく、仕上がりとイメージに差が生じやすいのです。
外壁塗装の色選びで起こりやすい失敗
外壁塗装の色選びに関して、起こやすい失敗例を知っておくことで、自宅の色選びに生かせます。
では、どのような失敗が起こりやすいのか見ていきましょう。
仕上がりイメージが異なる
外壁塗装では、完成した家の見た目がイメージと異なるという失敗が起こりがちです。
色見本やサンプルだけでは、実際に外壁全体に塗装した際の印象を正確に把握するのはむずかしいためです。
そのため、いざ工事が終わってみると、色が濃い薄い、思ったよりもおしゃれに仕上がらなかったなど、イメージとの相違が起こりやすいといえます。
周囲との調和が取れていなかった
外壁の色は家そのものだけでなく、周囲の景観との調和も重要です。
選んだ色が近隣の住宅や街並みと馴染まなければ、目立ちすぎたり浮いてしまったりすることがあります。
外壁塗装の色は自由に選択可能であるため、個性的な色を選ぶことは可能ですが、周囲とのバランスを考慮しなければ結果的に住宅全体の印象が悪くなってしまう場合があります。
サッシや玄関ドアとマッチしなかった
外壁の色選びでは、サッシや玄関ドアといった住宅の他の要素との相性も重要です。
単に色の好みだけで決めてしまうと、周囲との調和が取れずバランスの悪い印象になったり、統一感が欠けてしまったりすることがあります。
家全体がまとまりのない印象になり、選んだ色が浮いて見えることがあるため、住宅全体を考慮した色選びを行いましょう。
汚れが目立ちやすい色を選んでしまった
外壁塗装の色選びで好みの色やおしゃれさを意識して選ぶことも大切ですが、好みや見た目にこだわりすぎて、汚れが目立ちやすい色を選んでしまうことがあります。
たとえば、白は汚れが目立ちやすく、経年劣化によってくすんだ印象になりがちです。
一方で、グレーなどは、ホコリや汚れが付着しても目立ちにくく、美観を維持しやすいといえます。
できるだけ美しい状態を維持したい、メンテナンスや清掃の手間を少なくしたいといった場合は、汚れの目立ちにくさも考慮して色を選びましょう。
また、親水性が高く、雨水によって汚れを洗い流せる低汚染塗料を使用することで、汚れを目立ちにくくする対策を取り入れるのもおすすめです。
外壁塗装の色選びで失敗しないための対策
外壁塗装は簡単に再施工できるものではないため、慎重に色選びを行うことが大切です。
では、外壁塗装の色選びで失敗しないためにどのような対策があるのか、具体的に見ていきましょう。
実例を見る
外壁塗装の色選びで失敗しないためには、実際に同じ塗料で塗装された家を確認するのがおすすめです。
同じ色でも、カタログや色見本だけでは広い面積に塗られた際の印象を想像しづらい場合があります。
施工会社に相談するなどして実際に塗装された住宅を見ることができれば、完成時のイメージを具体的に掴むことができ、失敗のリスクを減らせます。
定番色を選ぶ
外壁塗装では、無難で飽きのこない定番色を選ぶのも失敗を防ぐ方法です。
白やグレー、ベージュといった色は、多くの住宅で使用されており、街並みにも溶け込みやすいことが魅力です。
赤や黄色、青などの原色カラーや、珍しい色の組み合わせなどは、オリジナリティを出せますが、時間の経過とともに飽きやすい、周囲との調和が取りにくいなどの注意点があります。
特定の色にこだわりがない場合は、時代の流行に左右されにくい定番色を選ぶとよいでしょう。
全体のバランスを意識して色を選ぶ
外壁塗装の色選びでは、外壁の色だけに注目するのではなく、屋根や玄関ドア、サッシなど全体のバランスを考慮することが重要です。
塗料の色選びだけに集中してしまうと、全体との調和が取れず特定の色だけが悪目立ちするなど、統一感が損なわれる可能性があります。
汚れが目立ちにくい色を選ぶ
外壁塗装は好みの色を選ぶことも大切ですが、汚れが目立ちにくい色を選ぶことも失敗を防ぐ対策です。
外壁には土埃や砂、黄砂などの汚れが付着しやすく、同系色のグレーやベージュ系の色は汚れが目立ちにくいとされています。
一方、白や黒は人気色ですが、汚れが目立ちやすい傾向にあり、こまめなメンテナンスが必要です。
サンプルやカラーシミュレーションを確認する
色選びを失敗しないために、塗料のサンプルやカラーシミュレーションを確認することも対策として挙げられます。
実例を確認するのがおすすめですが、施工事例が少ないなどで確認できないことも少なくありません。
その際、小さなサンプルだけで色を決めるのではなく、実際の外壁に近い大きさのサンプルや用意する、カラーシミュレーションを作成してもらうなどして、色選びを行いましょう。
広い面積に塗装した際のイメージを持ちやすくなり、色選びで失敗しにくくなります。
まとめ
今回は、外壁塗装の色選びで起こりやすい失敗や対策について解説しました。
外壁塗装の色選びは、住宅の美観にかかわる重要な要素です。しかし、失敗することも多いため、どのような失敗例が多いのか、どのような対策があるのかなどを確認したうえで、検討を進めましょう。
なお、兵庫県神戸市で外壁塗装・屋根塗装工事・防水工事、コーキングのメンテナンスを検討されている方は、岡防水工業にご相談ください。弊社は地域密着型で50年の実績をもち、塗装工事の施工件数は10,000棟以上、防水工事は9,000棟以上の施工実績があります。
なお、岡防水工業では、顧客目線のサービスにこだわっており、初めてリフォーム行う方も不安なく工事を進められるようサポートしておいます。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
昭和39年より兵庫県神戸市で外壁塗装・屋根塗装・防水工事を行っている有限会社岡防水工業の代表取締役。
1級建築施工管理技士や1級防水施工技能士等の資格を取得し、外壁塗装業界で20年以上働いています。