2023.05.19
防水工事・外壁塗装コラム
「今は外壁塗装をしない方がいい」と言われる理由とは?無駄になるケースなどを解説
外壁塗装は10年前後で行うことが推奨されていますが、年数はあくまで目安であるため、業者に相談したときに「今はまだ外壁塗装をしないほうがよい」と言われることもあります。
しかし、大切な住まいのことなので、「本当に今は外壁塗装をしなくていいのだろうか?」と不安になっている方も多いでしょう。
そこで今回は、まだ塗り直しが必要ないと言われる理由や、即決すべきではないケースなどを解説します。
目次
- 1 「今は外壁塗装をしない方がいい」と言われる理由3選
- 1-1 劣化症状が現れていない、軽度である
- 1-2 外壁塗装に適した季節ではない
- 1-3 外壁塗装では補修できないほど劣化が進んでいる
- 2 外壁塗装が無駄になるかも?外壁塗装を今すぐ行うべきではないケース
- 2-1 点検してもらっていない
- 2-2 すでに雨漏りしている
- 2-3 業者から即決を迫られている
- 3 塗装時期を見極めてくれる優良業者の選び方
- 3-1 施工実績が豊富
- 3-2 現場での点検が丁寧
- 3-3 点検の結果を説明してくれる
- 4 まとめ
1 「今は外壁塗装をしない方がいい」と言われる理由3選
外壁塗装のタイミングは年数だけでなく、一軒ごとの外壁の状態を見極めて判断する必要があります。
そのため、外壁塗装の依頼をしても、
「まだ外壁塗装をするべきではない」
「今は外壁塗装をしない方がいい」
と業者に言われて、先延ばしするよう提案されることがあります。
ここでは、今は外壁塗装をしない方がよいと言われる理由を解説します。
1-1 劣化症状が現れていない、軽度である
前回塗装したとき、もしくは引き渡しされてから10年以上経っているとしても、劣化症状がほとんど見られない場合は、急いでメンテナンスしなくてもよいと提案されることがあります。
劣化症状が現れていないということは、外壁塗装の効果が保たれている証拠なので、すぐに雨漏れや大きな劣化につながるリスクが低いからです。
1-2 外壁塗装に適した季節ではない
住んでいる地域にも左右されますが、外壁塗装に適さない気候条件があります。
【外壁塗装に適さない気候条件】
気温が5℃以下
湿度が85%以上
この二つの条件のどちらか一つでも該当している場合は、塗料が乾燥しにくくなるため施工できないことがあります。
そのため、「豪雪地帯で11月ごろから春先まで雪が積もる」「梅雨入り直前で工期が長くなりそう」といった理由で、外壁塗装を今行うべきではないと提案されることがあるでしょう。
1-3 外壁塗装では補修できないほど劣化が進んでいる
外壁塗装はあくまで外壁の状態を維持するものであるため、大きな破損や劣化は補修できません。
外壁塗装ではカバーできないほど深刻な劣化や破損が見られる場合は、外壁材を貼り替える必要があります。外壁塗装を行っても解決しないような問題が生じている場合は、塗装を行うべきでないと言われることがあり、その際、別のリフォーム方法を提案してくれるでしょう。
2 外壁塗装が無駄になるかも?外壁塗装を今すぐ行うべきではないケース
家の状態に応じて、業者側から「外壁塗装をまだ行うべきではない」と提案されることがある一方で、業者から積極的に提案されていても外壁塗装を行うべきでないケースもあります。
適切なタイミングで施工しなければ十分な効果が得られず無駄になる可能性もあるため、状況を適切に判断することが大切です。
ここでは、依頼者側の判断でいったん先延ばしにするべきケースを解説します。
2-1 点検してもらっていない
外壁塗装業者の中には、点検しないまま外壁塗装の打ち合わせを進めようとするケースがあります。
しかし、外壁の状態は一軒ごとに異なるため、きちんと現地調査をしたうえで作業内容やプランを決定しなければ、追加工事や施工不良などのトラブルにつながるリスクが高まります。
点検は特別大きな建物や入り組んだ建物でない限りは60分前後が一般的であるため、点検をしていない、明らかに点検時間が短いといった場合、そのまま工程を進めるのはおすすめしません。きっぱりと断る、もしくは点検を依頼するようにしましょう。
2-2 すでに雨漏りしている
雨漏りが発生している場合、すぐに外壁塗装をするのはやめましょう。
雨漏りは原因箇所を特定し、雨水の侵入経路を塞いだり、雨水の影響で傷んだ部分を交換したりと専用の補修が必要であり、外壁塗装だけでは雨漏りの根本解決になりません。
雨漏りが起こっている場合は事前に業者に相談し、雨漏りの補修と塗装の内容が入ったプランを提案してもらいましょう。
2-3 業者から即決を迫られている
検討段階にもかかわらず、その場で即決を迫るようなところは悪徳業者である可能性が高いため、その場で外壁塗装を依頼するのはやめましょう。
「外壁の状態が深刻なので、今すぐ外壁塗装しないといけません」
「今契約していただかないと、こちらの見積もりは無効になります」
などと言って即決を迫るのは、悪徳業者がよく使う言葉です。
インターネットの口コミで評価が悪いことを見られたり、相見積もりを取って比較されたりするのを防ぐための手口だと考えられます。
3 塗装時期を見極めてくれる優良業者の選び方
近年、住宅の外装塗装は、建物の美観を保つだけでなく、耐久性や保護機能を向上させる重要なメンテナンス作業として注目されています。
しかし、いつ塗装を行うべきかを見極めることは、一般の方にとっては容易ではありません。
そこで、信頼できる業者の選択が重要となります。
ここでは、塗装時期を見極めてくれる優良業者を選ぶためのポイントをご紹介します。
3-1 施工実績が豊富
施工実績が豊富であることは、安心して依頼できるポイントの一つになるでしょう。
とくに地域密着型で、施工実績が豊富なところが自宅の近くにあれば、相談してみるのがおすすめです。地域の特性を理解したうえで、住まいの劣化症状を把握して適切な提案をしてくれるはずです。
3-2 現場での点検が丁寧
見積もりを作成する前に、丁寧に外壁の点検をしてくれる業者を選びましょう。
外壁の点検は特別大きな建物や入り組んだ建物でない限りは60分前後が一般的であり、きちんと点検をしなければ劣化症状や修理箇所を見落とす可能性があります。時間だけで判断するのはむずかしいため、点検の様子を見ながら、丁寧に対応してくれているか確認するのがおすすめです。
3-3 点検の結果を説明してくれる
点検が丁寧かどうかはもちろん、点検の結果を説明してくれる業者は優良業者である可能性が高いでしょう。
その際、写真などでわかりやすく説明してくれるところは、より信頼度が高いといえます。口頭だけで「ひび割れが見つかりました」と言われても、悪徳業者なら嘘をついている可能性があるからです。
外壁塗装工事は業者側の提案だけで勝手に進めるのではなく、依頼者が納得した状態で進めることが大切です。業者の対応から、親身になって提案してくれているかを見極めましょう。
4 まとめ
兵庫県神戸市で外壁塗装・屋根塗装工事・防水工事を検討されている方は、岡防水工業にご相談ください。
優良業者にあるポイントで紹介した通り、地域密着型で50年以上の実績をもち、塗装工事の施工件数は10,000棟以上、防水工事は10,000棟以上の施工実績があります。また、現場での丁寧な点検、明朗会計を徹底しています。
他社で「外壁塗装をまだ行うべきではないと言われたが、本当だろうか?」など些細な疑問にも丁寧に対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
昭和39年より兵庫県神戸市で外壁塗装・屋根塗装・防水工事を行っている有限会社岡防水工業の代表取締役。
1級建築施工管理技士や1級防水施工技能士等の資格を取得し、外壁塗装業界で20年以上働いています。
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